国際パラリンピック委員会(IPC)の広報責任者クレイグ・スペンス氏は2日、都内のメインプレスセンターで行われた定例会見に出席し、来日中のアフガニスタン選手が競技を終えた後の対応について言及した。

プレーブック(大会中の新型コロナウイルス対策をまとめたルール集)には海外選手たちに競技後48時間以内に日本を出国すると明記されている。アフガニスタンの選手たちにも同様に適応されるのかと問われ、スペンス氏は「プレーブックは全てのアスリートにとってのルール。48時間以内(に出国は)は原則です」との認識を示した。

その上で「最も大事なのはアスリートの健康と安全」と述べ、選手たちに惜しまぬサポートをすることを誓った。

アフガニスタン選手団はテコンドー女子のザキア・フダダディと陸上男子のホサイン・ラスーリ。同国の首都カブールを脱出し一時パリに滞在後、8月28日夜に来日し、東京・晴海の選手村に入った。

31日の男子走り幅跳び(上肢障害T47)に出場したラスーリは、13人中13位という結果だったが、記録は自己ベスト(4メートル46)をマークした。この日はフダダディが女子49キロ級に登場した。