車いすテニス男子シングルスで3度目の金メダルを獲得した世界王者、国枝慎吾(37=ユニクロ)が一夜明けた5日、24年パリ大会への出場をほのめかした。都内で行われたメダリスト会見に、女子ダブルス銅メダルの上地結衣・大谷桃子組とともに出席。「残り3年。あっという間と思うので、やれない距離感ではない」。ただ「日頃のツアーや4大大会をメインとして、延長線上にパリがある」というのが前提だ。もし出場し、4度目の金メダルとなれば、00年シドニー大会から4連覇した女子シングルスのフェルヘール(オランダ)と並ぶ最多優勝となる。上地も「パリに出る準備をしっかりやりたい」。大谷は出場をすでに明言しており、車いすテニス日本男女のメダリストが、パリで顔を合わせる可能性が高くなった。