東京オリンピック(五輪)・パラリンピック4式典の制作チームを統括した日置貴之氏が5日、東京パラリンピック閉会式直後に取材に応じ、全式典を終えた感想を口にした。今回のパラリンピックの式典の狙いについて「社会がフラストレーションがたまっていて、たたく、ミスを許容しない、火に油を注ぐという中で、そういうものが減れば良いなと思って作りました」と明かした。

この日初めて式典の一部始終を初めて見たという日置氏は「多様性と調和とか、Harmonious Cacophony(調和する不協和音)とか。そういったものを見せることができた」と手応えを口にした。

ただ、4式典の自己採点を付けるなら? と尋ねられると「付けません」ときっぱり。式典で感じた課題や次回大会への展望については「別の場所でお話をします」と言及を避けた。

さらに「話したいことは山ほどあるんですけど、どういう捉え方をされるか分からないので」と日を改めると話した。