東京パラリンピック閉幕から一夜明けた6日、日本選手団の団旗返還式が都内で行われた。トライアスロンの谷真海(39=サントリー)と卓球の岩渕幸洋(26=協和キリン)の旗手2人が、河合純一団長(46)を通して日本障がい者スポーツ協会(JSPA)鳥原光憲会長に団旗を返還した。

団長としての役割を終えた河合氏は「前例のない取り組みの中で、大きな成果をあげることができた」とあいさつ。金メダル数は13個で目標の20個には届かなかったが、多くのメディアがとりあげて国民の応援もあったことで「大きな成果をあげることができた」と話した。

新型コロナ禍で開催すら不透明になる中、大会を安心安全に成し遂げるプレッシャーが大きかったのだろう。「無事に13日間を終えることができました」という時には言葉を詰まらせ、涙もみせていた。