【箱根駅伝story〈15〉駒澤大】1区希望の佐藤圭汰「目標タイムは区間新記録」

駒澤大が15日、第100回箱根駅伝へ向けたオンライン取材会を開催しました。

昨季は史上5校目の大学3大駅伝で「3冠」を達成。今季は「昨季の史上最強チームへの挑戦」をテーマに掲げ、10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝を連勝し、史上初の2季連続3冠に王手をかけています。

取材会ではエントリー入りした選手や藤田敦史監督、大八木弘明総監督が、本番への意気込みや希望区間、ライバルの存在や目標タイムを明かしました。言葉の節々に意識の高さがにじみました。

陸上

第55回全日本大学駅伝 優勝しギャルピーポーズで記念撮影に応じる駒沢(前列・左から)赤津、佐藤、篠原、赤星(後列・左から)伊藤、安原、鈴木、山川、藤田監督

第55回全日本大学駅伝 優勝しギャルピーポーズで記念撮影に応じる駒沢(前列・左から)赤津、佐藤、篠原、赤星(後列・左から)伊藤、安原、鈴木、山川、藤田監督

選手たちへ3つの質問

取材会の前半では、藤田敦史監督(47)、大八木弘明総監督(65)、チームエントリーした選手が出席しました。はじめに「<1>希望区間と意気込み」「<2>自分のここを見てほしいと思うポイントはどこか」「<3>ライバルと思う存在はいるか」の3つについて、出席した全員が答えました。(赤津勇進(4年)、小牧波亜斗(3年)、伊藤蒼唯(2年)、帰山侑大(2年)、小山翔也(1年)は授業などの関係で不参加だったため、事前のアンケート内容から抜粋)


第35回出雲駅伝で優勝のゴールテープを切る駒大アンカーの鈴木芽吹

第35回出雲駅伝で優勝のゴールテープを切る駒大アンカーの鈴木芽吹

鈴木芽吹主将(4年)

<1>希望区間は2区と4区です。今大会はチームで優勝を目指しています。勝ちにこだわったレースをして、2季連続3冠を達成したいと思っています。個人としては、優勝へのプレッシャーを感じると思いますが、憧れの舞台を楽しんで走る気持ちをもって、走り切れたらいいなと思っています。

<2>今回の箱根駅伝はここにくるまで一番良い練習が積めています。4年間で最高の走りをしようと思っているので、そこを見ていただきたいです。

<3>ライバルは特にいませんが、篠原、圭汰は常に高め合う存在です。ライバルに近い存在にはなるかなと思います。


赤星雄斗(4年)

<1>希望区間は復路です。4年間の集大成の大会になるので、笑顔で終われるようにしたいです。

<2>最終学年として、気持ちのこもった走りをみてほしいと思います。

<3>ライバルは駒大の吉本真啓選手(3年)です。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。