【野島成浩・こう成る こう成れ スペシャル】

◆12R:ローズカップ いきなり私事で恐縮ですが、故菅原文太さんが主演した映画「トラック野郎」が大好きで、いまシリーズ全10作を見ています。

菅原さんが「一番星」の通り名で大型トラックの運転手に扮(ふん)し、日本全国を猛スピードで駆け抜ける。時には運転手仲間を助けたり、助けられたり。競輪のライン戦にも通じる義理人情も描かれ、おいおいと涙を流すことも…。

そんな菅原さんみたいな選手が出現しましたよ。24年パリ五輪を目指す山崎です。フランスで行われた自転車トラック世界選から帰国し、拠点とする伊豆に戻ったのが前検前日(18日)の夕方。「前検の夜は12時間ぐらい寝た」。7時間の時差をしのぎ、初日特選10Rは太田竜馬の逃げを3番手まくりで仕留めたんです。

デビュー前から目をかけてもらった井上昌己や園田匠と九州ワンツースリーの好内容。「仕掛けられずに後手に回った。しょうもない内容」と精彩を欠いた世界選ケイリンから、軌道修正に成功した。

世界基準の小回り1周250メートルバンクをひょいひょいと走る技術は、「うまく走れている」と、コーナーにも直線にもカントがある前橋バンクにうってつけ。19年本大会で先頭員早期追い抜きで失格になり、半年のあっせん停止になった因縁のあるバンクで、輝こうと必死に踏み込む。

徹底先行が不在のローズカップは、ダッシュとスピードでうなりを上げる。マーク井上と好勝負を展開する。(8)(6)(5)、(8)(6)(7)、(8)(6)(1)のトリプルBOX計18点。

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