9RのレインボーカップA級ファイナルは、島田竜二(44=熊本)が最内を突いて抜け出した。2着には地元の丸山啓一、3着には先行した吉田茂生が粘り込んだ。上位3人は17日付でS級2班に特昇する。

3角すぎに空いた内を突いて伸びた島田は、息も絶え絶えに引き揚げると「乗り込みが足りなかったね。この1カ月はウエートトレーニングしかやってこなかったから。もう少し乗って体を絞ります」と、おなかをさすって笑わせた。昨年7月、街道練習中に心筋梗塞で倒れたことで今期はA級に陥落。だが、伊東は今年1月のF1で復帰後初のS級決勝に進んだ舞台。島田にとっては復活の地だ。

「またS級で伊東を走れるように頑張る」。まずは現在108キロの体重を落として、S級戦線に復帰するつもりだ。