深谷知広が完全復活へ迫るバンクレコードタイの10秒7をたたき出した。

 優秀は最終ホーム8番手だったが、2角外並走からまくった平原の外を一気にまくる快走劇。「もったいなかったですね(笑い)」とあと1歩を笑い飛ばした。小林大介、五十嵐力、ジェリンスキの記録樹立者と並ぶ好タイムに敢闘賞1万5000円が贈られたが、お金では買えない復活の手応えをつかんだ。昨年9月の左鎖骨骨折から続く低迷にも終わりが見えた。準決11Rは浅井康太とのゴール前勝負を制し、さらに復活へ前進する。