開幕直前コラムの2回目は、チャレンジカップに闘志満々で挑む地元の雄、今垣光太郎(54=福井)を取り上げる。直前のG1大村周年では優出。悲願の地元SG優勝へ、気持ちをさらに高めていく。

   ◇     ◇     ◇

「地元なんでね、今年のスタートは相当、我慢してきましたよ」。今垣は笑みを浮かべながら話した。スタートは控えめに、タイミングはゼロ台に踏み込まないことを基本に今年を戦ってきた。常にフライング持ちで走っている印象のある今垣が、昨年11月から切っていない。「タッチ(コンマ00)も3、4回行きましたけどね」。今垣らしく、ちゃめっ気も交えて場を和ませた。

自らに課したスタートへの戒めは、蒲郡SGダービーから解いている。切れ味十分のスタートで蒲郡は準優進出、直前のG1大村周年は優出した。そして今大会は地の利がある。どういった調整をすれば、どんな足になるかを手の内に入れていることはもちろん、本格的な冬に向けて気温も下がり北風も強くなる難しいコンディションを知り尽くしている。

区切りの10冠を地元で達成し年末のグランプリへ。レーサー人生をかけた、気持ちのこもった走りに期待が高まる。【中川純】

◆今垣光太郎(いまがき・こうたろう)1969年(昭44)9月18日、石川県生まれ。63期生として88年11月、三国でデビュー。翌12月に同地で初勝利。通算優勝は115度、SGは99年児島クラシックをはじめ9冠。161センチ、52キロ。血液型A。

※明日は「ドリーム戦展望」