予選8Rで志佐明(34=神奈川)がまくりを決めて、1着スタートを切った。先手ラインが道中で競りになったところを冷静に見極めて発進。「前とやり合っても良かったけど、後ろに迷惑がかかると思って」という言葉通り、マーク2車もしっかり連れ込んで快勝した。3番手の大越啓介も息を切らせながら「いやあ強かったわ」と舌を巻いた。

かつてはS級を主戦場に、19年には小倉G1競輪祭にも出場している。だが、20年5月の練習中に落車して頭蓋骨骨折、脳挫傷の大けがを負い、1年以上も戦線を離脱した。復帰後も失格などが重なりチャレンジまで落ちたが、徐々に力を戻して現在はA級2班で戦っている。

先月の豊橋では連勝するなど、1着の数も確実に増えている。「(負傷した)頭の方も良くなりつつあるので、その調子を見ながらですが(練習の)ペースも上がっています」。徐々に、復活劇の幕は上がっている。