川崎フロンターレのMF中村憲剛(39)は、J1リーグ戦で05年から昨年まで15シーズン連続で複数得点をマークしている。これはMF藤田俊哉、MF遠藤保仁の14年連続を上回る最長記録。年間10ゴール以上は06年の1度だけだが、安定したパフォーマンスでチームの勝利に貢献。今季も自らの持つ連続シーズン複数得点のJ1記録更新に期待が懸かる。

J1連続シーズン複数得点
J1連続シーズン複数得点

J1通算458試合は歴代10位、72得点は33位タイ。直近の節目である450試合出場には38歳9カ月で到達し、DF中沢佑二(横浜)の36歳4カ月を更新する最年長達成となった。10点区切りの70得点には37歳10カ月で到達し、こちらはMF中村俊輔(当時磐田)の38歳9カ月に次ぐ2番目の年長記録になっている。

川崎F・MF中村憲剛(2019年10月6日撮影)
川崎F・MF中村憲剛(2019年10月6日撮影)

今年の10月で40歳になる元日本代表MFには数多くの年長記録がついてまわるようになったが、昨年11月に左膝を手術し、現在もリハビリ中。サポーターを含めチームにかかわる全ての人が川崎Fの象徴の復帰を待っている。今季もさらなる記録更新で健在ぶりを示してくれるはずだ。

【構成=石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)