<高校サッカー:富山第一2-2(5PK3)四日市中央工>◇準決勝◇11日◇国立

 四日市中央工は前半に鮮やかなFKで同点ゴールを決めたDF中田永一が、PK戦でGKに止められた。

 2年生の長身DFは「緊張して足が震え、強く蹴れなかった。あそこで決められない甘さが出た」と肩を落とした。

 叔父は第70回大会で帝京(東京)と両校優勝した時のOBで、Jリーグでもプレーした中田一三氏。

 チームも22大会ぶりの頂点を目指したが、決勝を前に力尽きた。

 2年前の準優勝メンバーだった主将の坂は「PK戦は残酷だけど仕方ない」と、自らに言い聞かせた。