日本サッカー協会が18日、都内で会見を開き、ワールドカップ・ロシア大会壮行試合ガーナ戦(30日・日産ス)の日本代表メンバー27人を発表した。

 西野朗監督(63)は、17年9月5日のアジア最終予選サウジアラビア戦以来、8カ月ぶりの代表復帰を果たしたFW岡崎慎司(32=レスター)の選考理由について問われ「ただ運動量が高いということじゃなく2、3つ先のプレーの献身、貢献度は絶対に欠かせない」と替えの利かない選手であることを強調した。

 西野監督は「彼の持っているプレースタイルというよりは、大舞台で戦っていく上で全て止まっている選手がいたとしたら戦えない。体もそうですが判断力、頭の動き…そういうタイプの選手はあのレベルでは戦えない」と日程、フィジカル面で世界で最も過酷と言われるプレミアリーグで3シーズン、戦った岡崎の経験を高く評価。「プレミアの非常にハードなゲームの中で、あれだけ体を動かし、チームの貢献度があり、ストライカーの役割を果たす総合的な彼の役割は替えがないと評価しています」と総合力の高さとストライカーとしての能力に信頼を置いた。

 岡崎は左足首痛で、トットナムとの最終節までプレミアリーグを5戦連続で欠場したが、西野監督は「1カ月の猶予があれば、いい状態に持っていけるという想像力で選びました」と期待した。【村上幸将】