日本サッカー協会(JFA)は19日、女子アジア杯(20日開幕、インド)に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のFW岩渕真奈(28=アーセナル)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。

居住地のイングランドを出発する72時間前以内の検査では陰性だったが、前日18日のインド到着時の検査で陽性が確認された。現在無症状で、チーム関係者に濃厚接触者はいない。

佐々木女子委員長は「今後の岩渕選手の体調、コンディションを注視した上での判断になりますが、現時点ではチームとして彼女の復帰を待ち、彼女と共にこのAFC女子アジアカップを戦っていく方針です」とコメント。アジアサッカー連盟(AFC)の規則により、最短でも24日までホテルの自室で隔離を続ける。同日の検査で陰性判定を受け、直近3日間が無症状ならば、再び合流できるという。

この日オンライン取材に応じたMF猶本は、離れていても岩渕のメンタル面をケアしていくと話した。「(部屋の)ドアの下からシュッと手紙を入れたんですけど、そうやってみんなでサポートというか、帰りを待ってるということを伝えられたらいい」。なでしこジャパンの初戦は21日のミャンマー戦。「帰ってくるまで試合があるので、チーム全員でしっかり勝っておくのは大切」。全勝でエース岩渕の帰りを待つ。