日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子委員長(67)が6日、都内で取材会を行い、女子日本代表なでしこジャパンのニールセン監督への評価を語った。
昨年12月になでしこ史上初の外国人監督として就任し、今年2月のシービリーブス杯から指揮を執った同監督。初陣こそ優勝に導き上々のスタートを切ったが、4月の強化試合でコロンビアと引き分けると、5月のブラジル遠征、6月のスペイン遠征で連敗。7月の東アジアE-1選手権は3位に終わった。
試行錯誤中の代表チームに関し、佐々木委員長は「いろいろな選手を選考する中で、ポジションを変えてみたり、あの手この手でやってくれている」とニールセン監督のチーム作りについて言及。その上で「海外の選手のチームに日本の選手を入れると非常に機能する。ただ僕が最初に言ったように日本の選手を全員集めた時にそうはいかないということが、言葉だけでなく、指揮した中で(ニールセン監督も)分かったのではないか。もっと緻密に連係、連動する、攻守にアクションするチームにしないといけない」と注文した。
圧倒的な個の能力を持つ選手がいる海外チームは一発で仕留めたり、1人で守り切ったりする場面があるが、日本人にそれを求めるのは難しい。「緻密にやることがどれだけ重要か。選手たちは吸収力も高いよと、今後はそういうところに、まだ(監督に)ズバリは言っていませんでけど、取り組んでほしい」と期待した。
7月29日に抽選会があり、来年3月のアジア杯オーストラリア大会の組み合わせが決まった。27年女子W杯ブラジル大会につながる大切な大会だ。「世界に向けての準備段階の1つにして、世界大会に持っていくことが重要。アジアカップはしっかり優勝とって世界のちょっと高いところと勝負する」と世界の強豪と再び渡り合うための強化を願った。【佐藤成】

