【コロンバス(米オハイオ州)=佐藤成】日本(FIFAランキング17位)が来夏のFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開催国に乗り込み、米国(同15位)に完敗した。5大会連続の大舞台を目指すDF長友佑都(38=FC東京)が先発。ゲームキャプテンも任されたが、最初の失点に絡み、前半45分間で退いた。
6日のメキシコ戦(0-0)からスタメンを11人全員、入れ替えた米国遠征第2戦。長友は3バックの左センターバックで出場したが、前半30分、マークしていたFWセンデハスに先制のV弾を許した。
欧州組がいるフル編成の森保ジャパンで先発したのは22年12月5日のW杯カタール大会クロアチア戦以来2年9カ月ぶりだったが、結果を残せなかった。
その後、激しいタックルも浴びてベンチへ下がった背番号5。国際Aマッチ出場144試合目を終え、中継局インタビューで「足の具合はどうですか」から聞かれた。「はい、大丈夫です。もう軽い捻挫ぐらいなんで」。明治大(明大)で同期だった元Jリーガー、NHK解説の林陵平氏からの質問に、まず答えた。
続けて前半のパフォーマンスについて「失点に絡んでしまったんで、あそこ寄せられないとW杯本番でも難しくなりますし、もう全然まだまだだな、というふうに感じました」と反省した。
遠征は1分け1敗。無得点に終わり「まずW杯優勝という目標を掲げている以上は、選手、今日は11人全員変わりましたけど、その中でもやっぱり全員が同じレベルで戦えないといけないですし、個人でもやっぱり個々が上回っていかないと、やっぱりW杯優勝はできないな、と改めて痛感させられました」と語った。
3バックから4バックに移行したDFラインに関しては「相手によっていろいろなシステムを試して、これもW杯優勝に向けて、っていうところなんで、誰がどのポジションで出てもしっかりとパフォーマンスを発揮しなければいけない」と指摘した上で「今日の敗戦は相手に奪われたっていうところなんで、そこはやっぱり反省するべきところは反省して、まず個人の部分をしっかり反省したいなと思います」と責任を背負った。
アウェー2戦には「メキシコ、米国でしたけど、W杯ではこのアウェーの雰囲気の中で勝っていかなければいけないんで、そういう部分ではメンタル的にも、もっとタフにならなきゃいけないですし、このアウェーの雰囲気にのまれてたら上には行けないんで、もっともっと強くなる必要があるなと思います」と終始、難しい表情だった。
最後に、W杯に向けた個人の意気込みとチームとしての意気込みを問われると「チームがW杯優勝を目標にしてるんで、個人もそのレベルにやっぱり持っていかないと正直、話にならないと思うんで…。しっかりとJリーグに帰って、もう1回、改めて自分自身を見つめ直して厳しくやっていきたいなと思います」とした。
試合は、メキシコ戦から中2日。約3000キロの移動を3時間の時差を乗り越えて迎えた。9カ月後に開幕が迫るW杯本大会を見据えた、開催国とのテストマッチ2連戦となったが、長友としては不完全燃焼となった。一方で欧州組も含めた編成では前回W杯以来の先発を果たしたことを教訓に、課題をJリーグに持ち帰る。

