日本代表が6日、国際親善試合パラグアイ戦(10日、パナスタ)、ブラジル戦(14日、味スタ)に向けて千葉市内で始動した。国内組6人と海外組6人の12人が室内とピッチに分かれて調整した。3月以来の代表復帰となったMF田中碧(27=リーズ)は、プレミアリーガーとして初の活動。ボランチの遠藤航と守田英正が負傷で選外となる中で、世界トップ基準を示すことを誓った。

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パーマをかけた髪が伸び、野性味が増した田中は、充実感に満ちあふれた表情で取材エリアに登場した。昨季加入したイングランド2部リーズで主軸としてクラブをプレミアリーグに昇格させ、今季から世界最高峰のリーグでプレーする。 「中盤の選手で言えば、毎試合、対戦する選手が基本的に各国の代表なので、ワクワクもありますし、毎週がW杯、CL(欧州チャンピオンズリーグ(CL))ぐらいのクオリティー」

そのリーグで開幕戦にスタメン出場。ハイパフォーマンスを披露し高い評価を得た。第2節で負傷して9月の代表活動は選外となり、現在はクラブでもレギュラー奪取に至っていない。それでも「それも含めて世界一のリーグだなと改めて感じます。本当に心の底からなんか楽しんでいる。自分の力を試しながらやってる」とうなずいた。

今回対戦する南米の強豪2カ国にも全く気後れすることはない。相手の中盤には同リーグでプレーする選手もおり「日頃の延長戦」と言いきる。「個人のバトルのところでいったらどの試合もそんなに変わらない。あとは自分がどれだけやれるか」と自分に矢印を向ける。

頼もしい背中にかかる期待は大きい。今回は遠藤、守田の両ボランチがケガのため不在。「自分が持ってるものを出すというのがチームの力になる。変に考える必要もないし、個人ができることにフォーカスして、なおかつそれがチームとしていい方向に出せるかというところだと思う」。自然体に臨んで、その能力を証明する。【佐藤成】