日本サッカー協会(JFA)は19日、千葉市内で、英国遠征(28日スコットランド戦=ハムデンパーク、31日イングランド戦=ウェンブリー)に臨む日本代表メンバーを発表した。DF冨安健洋(27=アヤックス)が約1年9カ月ぶりに代表復帰を果たした。
チームを率いる森保一監督(57)は、「彼とは育成年代のころから一緒にチーム活動させてもらったりしている中で、もしかしたら選手生命に響くような、大きなケガに見舞われているかもしれないと、これまで見てきた中で、まずは思い切ってプレーできるように彼は回復してくれたことを1人の指導者としてうれしく思っています」と素直な思いを伝えた。
冨安はここまで度重なるけがに苦しんだ。アーセナル(イングランド)時代の2024年10月5日のサウサンプトン戦で途中出場したが、昨年2月に右膝を再手術。同7月にアーセナルを退団し、無所属でリハビリを続けていた。昨年末にオランダの名門アヤックスに6月末までの短期契約で電撃合意を結ぶと、今年2月に待望の新天地デビューを果たした。
徐々に出場機会をつかむと、15日のスパルタ戦では先発出場。後半24分までプレーして地元メディアによる週間ベストイレブンにも選ばれるなど復活を印象づけていた。
その活躍ぶりをみて、森保監督は今回、招集に踏み切った。「これまでの経験値、W杯も経験してますし、アーセナルという世界のトップトップのクラブでプレーしていて、ハイクオリティーを知っている選手の1人だと思いますので、彼のこれまで経験してきたことを彼自身のプレーでしっかりと見せてほしいなと思います」とピッチ上でのパフォーマンスに期待した。
その経験値から、ピッチ外も含めたチーム全体への影響力も見込む声もあるが、「自然に彼がキャラクターからすれば自然に影響力は出てくると思いますが、変にチーム(に対して)ではなくて、まず自分がしっかりプレーをするところを充実感を感じてもらえるようにプレーしてもらえればと思っています」と話した。

