【グラスゴー(英国)28日(日本時間29日)=佐藤成】FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会(6月11日開幕)まであと2カ月半と迫る中、日本代表(FIFAランキング19位)がアウェーでスコットランド代表(同38位)を1-0で破った。途中出場のMF伊東純也(33=ゲンク)が後半39分に決勝点を挙げた。
後半開始から途中出場したDF鈴木淳之介(22=コペンハーゲン)が伊東の決勝点を演出した。
左サイドでボールを持った三笘薫(28=ブライトン)を猛烈なスピードで内側から追い越し、ニアゾーンに入って左クロス。FW塩貝健人(21=ウォルフスブルク)が落として最後は伊東が仕留めた。
3バックの左だが、積極的な攻め上がりで、ゴールをこじ開ける重要なプレーとなった。「いい感じで逆サイドから展開されてきて、うまく数的優位を作れていた。いいところに入って行けたので良かった」とうなずいた。
もともとボランチだが、24年の夏に当時J1の湘南ベルマーレで3バックの左に抜てきされると、一気に頭角を現す。持ち運ぶ能力、縦にパスを差し込む能力に加え、前線に飛び出すプレーも武器の1つだ。まさにその強みが出た形。「行けるタイミングでは行くというのは昔から思っていたので、それをいいタイミングで表現できた」。
A代表初選出は昨年6月。まだ1年もたっていないが、主軸のような存在感だ。「周りのレベルもすごい高いので、そこにうまく引き上げてもらって、溶け込めているからこそ、こういうプレーができる。自分がどうとか特にないが、うまくなじめているのかなと」と謙遜する。
W杯まで残り3カ月を切った。この日、また1歩、夢舞台に近づくパフォーマンスを披露した。「しっかりゼロで抑えられたのもそうですし、点取って勝ち切れたのは良かった。ロングボールの対応とか、浮き球の処理は下手くそだな、と。集中してやりたい」と反省を口にした。満足することなく、高みを目指し続ける。

