【グラスゴー(英国)28日(日本時間29日)=佐藤成】日本代表(FIFAランキング19位)は英国のグラスゴーでスコットランド代表(同38位)と対戦し、1-0で勝った。途中出場のMF伊東純也(33=ゲンク)が後半39分に決勝点を挙げた。GK鈴木彩艶(23=パルマ)は好セーブを連発し、完封勝ちに貢献した。
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5カ月ぶりに代表復帰したGK鈴木が、一時は握力8キロまで落ちた左手で、神セーブを連発した。前半8分、最初のピンチで相手MFマクトミネーの左足シュートを、至近距離からの一撃を左手1本ではじく。そこは昨年11月、中指と舟状骨を複雑骨折していた箇所だった。握力が小学1年の女子児童平均まで落ち、ペットボトルのキャップを開けるにも苦労したほどだ。
しかし4カ月の離脱を無駄にせず、右の60~70キロに迫る50キロまで状態を戻し「難しい展開の中、ゼロに抑えられて良かった」とチームを救った。「4カ月という初めて経験するリハビリ期間だったけど、手術3日後からガンガン動き出していた」といい、まだ完治前ながら納得のカムバック。後半10分には、DFロバートソンのシュートを左に横っ跳びして止めてみせた。
「王国」ブラジルを初撃破した昨年10月14日以来の試合で、期待に応える1-0完封劇。イングランド戦へ「より強豪。トライする立場で、反省点を生かして勝利を目指したい」。頼もしい守護神が帰ってきた。

