【グラスゴー(英国)28日(日本時間29日)=佐藤成】FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会(6月11日開幕)まであと2カ月半と迫る中、日本代表(FIFAランキング19位)がアウェーでスコットランド代表(同38位)を1-0で破った。途中出場のMF伊東純也(33=ゲンク)が後半39分に決勝点を挙げた。GK鈴木彩艶(23=パルマ)は好セーブを連発し、完封勝ちに貢献した。
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日本が「超攻撃的布陣」をテストした。後半33分からFWの塩貝と上田が2トップを形成。中盤の底にMF鎌田を配置し、右から伊東、堂安、三笘、中村の4攻撃的MFを並べる「3-1-4-2」システムで押し込んで、同39分に伊東のV弾という形に結実した。
森保監督が内幕を明かした。「引いた相手に点を取れなかったところは課題だけど、さらにチーム力をつけていくために必要なところ。0-0で、さらにスコットランドは守備が堅いチームだったのでトライしました」。前回22年のコスタリカ戦で0-1に終わった第2戦も、念頭にあった。
開幕が迫るW杯。守りを固める相手を崩すオプションを増やす試みだ。ミーティングで説明があった程度の「ぶっつけ本番」だったが、中盤の底のアンカーとして攻守をかじ取りした鎌田は「思ったよりできた。つながって、すごく良かった」と手応えを実感した。
中盤を1枚、削ることで強力なストライカーを2枚同時に起用できることが魅力。上田も「チャンスメークできて良かった」と2トップに好感触を得た。1次リーグ第2戦で当たるチュニジアは、まさに堅守が自慢だ。従来の戦術を踏襲し磨くだけではなく、W杯仕様にも進化を遂げていく。
◆国際サッカー連盟が29日、FIFAランキングの最新版を発表。今月からリアルタイムに変動するライブランキングに変わり、スコットランドに勝った日本は1つ順位を上げて18位となった。スコットランドは日本に敗れ38位から40位となった。

