【ロンドン29日=佐藤成】日本代表がイングランド代表戦(31日、ウェンブリー競技場)に向けて調整した。

英国入り初日から体調不良のため、練習に参加できていたなかったMF佐藤龍之介(19=FC東京)が初めて合流した。

トレーニング前から笑顔があふれ、ミニサイズのゲームでは状態を崩していたとは思えないようなキレをみせた。「非常に楽しかったですし、率直にやっぱりこの代表で練習だけでもほんとにいい刺激がもらえるなと思いました」とうなずいた。

日本からロンドンに向かう中で体調不良となり、グラスゴー入りが遅れた。その後もホテル静養が続いたが、27日あたりから徐々にジムで汗を流し始めたという。ワールドカップ(W杯)北中米大会メンバー発表前、最後の活動。「自分自身も切り替えてできることをやろうという風に考えてました」と焦る気持ちを抑えて目の前のことに集中した。

スコットランド戦では、同世代のFW後藤啓介(20=シントトロイデン)が先発し、FW塩貝健人(21=ウォルフスブルク)が初出場初アシストを記録。2人から佐藤は刺激を受けた。

フィールドプレーヤーでは国内組として唯一の選出。シャドーとウイングバックの両方でプレー可能で、最年少メンバー入りを狙う。「自分のプレーをピッチで証明するということと、このチームで自分がどういうプラスな影響力をもたらせるかということを考えてました」。

チームメートのほとんどが欧州組。違いを感じることもある。「イングランド代表とやりますけど、その日常が、僕はまだ非日常みたいな選手たちですけど、彼らは日常のように戦ってる相手で、そういった普段のレベルの違いというところも自分自身は感じてます」と明かす。

それでもピッチに入れば所属チームは関係ない。チームとして、強豪相手にどこまで渡り合えるのか、本大会を見据えた試金石となる一戦。個人としても最後のアピールの場だ。「チームとして大事な一戦ですけど、個人としてはより自分に矢印に向けて、もしプレーのできる機会があれば、全て自分の持ってる力を出したい。自分自身も勝負をしたいなと思ってますし、ただ見るだけではなくて勝ちにこだわって自分自身戦いたいなと思ってます」と単なる経験で終わらせるつもりはない。