サッカーのFIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会に挑む日本代表(FIFAランキング18位)のメンバー26人が決定した。日本協会(JFA)が15日、都内ホテルで会見を開いた。DF長友佑都(39=FC東京)がアジア初の5大会連続代表となった一方、左ハムストリングス肉離れの重傷を負っていたエースMF三笘薫(28=ブライトン)、昨年末に左ひざ前十字じん帯を断裂したMF南野拓実(31=モナコ)、DF守田英正(31=スポルティング)らが代表を外れた。
森保一監督(57)の主な一問一答は以下の通り。
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-最終的にメンバーを決めたのはいつですか。そして現在の率直な心境をお願いします。
チームミーティングでコーチ陣と昨日話をして、その時点で、今、試合をするのであれば、発表するのであればこのメンバーということで伝えさせてもらったんですが、でも最後の最後まで考えさせてもらって、今朝、私の中で最終的に決めて、チームスタッフに連絡したのは午前11時頃に連絡をしました。そこが最終決断だったと思います。そして今の心境ですけど、先ほどもあいさつの中で話しましたけど、選べたのは26人の選手、多くの選手を選べなかった気持ちの方が大きいです。日本代表として、世界で戦うだけ、勝っていくだけの力を持っている選手もまだまだたくさんいますし、日本代表として日本のために戦いたいと思ってくれている選手たちもたくさんいる中で、選べなかったということにおいて、少し自分の中では少し申し訳ない気持ち、少しじゃないですね、すごく大きな申し訳ない気持ちが正直あります。しかしながら、この26人を決めるにあたっては、これまでの活動を通して、そしてコーチ陣と何度も議論して「今のベストはこれだ」ということで26人を選ばせていただいたので、選ばれた26人の選手については、今、日本が世界で勝つために、最高の26人を選ばせてもらった気持ちでいます。選手たちには、選ばれなかった選手たちのことも含めて、自分たちがW杯に挑めるということで、自分の持っている力を出し切ること、思い切ってプレーする、W杯で勝つことと成長することにチャレンジしてもらいたいという気持ちでいます。
-最後の最後まで悩んだ。特にどこで悩みましたか
最後の最後まで悩んだということにおいては、もう全てのポジションですね。まずは選んだ中で、どこのポジションにアクシデントがあったらどう対応する、チームとして回していくかも含めて、全ての選手が欠けた時にどうなるのかを考え続けてきたので、誰がというところはなかったです。1つあるとすれば、皆さんにお伝えできるということであれば、後ほどおそらく質問があるかと思いますけど、三笘が最後にケガをして、直近の試合でケガをして。そこからメンバーに選べないという状況になって、そこで選手をどうするかを1番考えたところであります。
-三笘選手からはどのような報告を受けて、不選出という決断に至ったのでしょうか
もうご存じだと思いますが、選手がケガをして。今大会の大会期間中には復帰は難しいということで、メディカルから報告を受けて選出を断念しました。
-負傷していた選手では、遠藤航選手が選ばれました。遠藤選手に期待したいことと、最新のコンディションの状況を伺えればと思います。
遠藤に関しては手術をして、そこからリハビリをしている状態です。ボールを触りながらですけど、コンディションとしては個人で上げられる、かつ試合で必要なデータから、試合に出られるだけのコンディションを上げていけているというところまできています。これからイングランドの終盤と、あとは我々のW杯への準備期間のアイスランド戦において、プレーできる、コンディションを上げていけるということでメディカルが確認もしてくれています。これからの復帰プランも明確なものがあるので、招集させてもらいました。プラス、プレーはもちろんですが、キャプテンとして常にチームを鼓舞し、支え続けてくれてるチームの中心的な存在なので。プレーできるという計算の上ですけど、精神的にもチームを支えてくれるということで、期待しています。
-2点お伺いします。1点目は長友選手を選んだ理由をお聞かせください。2点目は三笘選手不在の影響をお聞かせください。
まずは長友について、彼のコンディションを視察で最後に見させていただいた時に、まずプレーヤーとしてインテンシティー高くプレーできることを確認させてもらって、そこでチームが戦う一員としてプレーしてもらえるだけのコンディションであることまずは確認させてもらいました。かつ、先ほどの遠藤の質問と同じく、彼は5大会連続W杯に出場するということで、過去4大会の成果も課題を全て知っている。そして、W杯の舞台では、これまでの延長上で考えて、選手たちには落ち着いて全力を出し切ってもらいたいというところはありますが、本大会になるとプレッシャーが想像以上に大きくなって、選手たちのメンタルでいえば、経験の浅い選手はコントロールが難しくなるかもしれないという面において、プレーヤーでも見せられる、そしてコミュニケーションでもチーム全体に影響力を及ぼせる、貢献してもらえるということで考えています。まずはコンディション的に前回の試合を見た時、局面、局面での戦いをW杯基準で持っているというところで選ばせてもらいました。
三笘について、これまでの活動ではチームの大きな存在だったことは、日本代表を応援してくださっている方、対戦国も大きな存在として認識していると思います。いろいろな方がチームとしてマイナスの要因がある、あるいは圧力が少し下がったと感じるところはあるかもしれません。そういった意味では、冷静に考えれば、彼はチームを本当に牽引(けんいん)してくれているだけの活躍をしてくれていました。日常の所属チームでも、世界トップといわれるプレミアリーグで素晴らしいプレーをして、存在感を見せてくれているという意味では、チームにプラスアルファの力、持っている力を与えてくれていたというところは、これも間違いないかなと思っています。しかしながら、例えば、去年のブラジル戦の時、三笘が不在でこれまで1回も勝ったことがなかったブラジル相手に、親善試合とはいえ、勝つことができた。そういう部分においては、チームのコンセプトでもある「誰が出ても勝つ」「誰が出ても機能する」と。チームの総合力で戦うところをこれまでやっています。今日もそうですけど、その時のメンバー編成がベストということで、今回のW杯に向けて今招集させてもらった選手がベストだと思っています。誰かが欠けたという点において、もちろんそのキャラクターがいなくなって…というところはありますけど、総合力でチームに勝っていくというところを、結果を持って皆さんに見ていただければ思っています。ただ、三笘については、本当に大きなケガを負って。このW杯に向けて、自分の力を最大限に伸ばしてチャレンジした中、日本代表として戦って、チーム力を上げるという思いを持って。日常から、そして代表活動で全力を尽くしてくれていたので、これまでのチームへの貢献に感謝したいと思います。誰が一番痛いか、本人が一番痛い、辛い思いでいると思います。彼には少しでも落ち着いて、早く自分が思い切ってプレーできていると思えるような状態に戻ってほしいなと思います。

