ヤングなでしこの吉田弘監督(54)は5日、U-20(20歳以下)女子W杯の準決勝ドイツ戦から一夜明け、都内で取材に応じた。0-3で完敗したドイツ戦を振り返り「選手には衝撃を感じてほしい。私も3点取られたら5点取ればいいと言っていたが、甘く見ていたと思う。生半可なフィジカルでは負けると実感した」と話した。

 この日は練習は休みで、選手たちはそれぞれクールダウンなどを行った。朝食会場で選手たちは「意外とケロッとしていた」そうで、「とことん落ち込んでくれていい」と苦笑いしていた。

 次戦は、メダルをかけて3位決定戦のナイジェリア戦(8日、国立)に臨む。「やることは変えない。ナイジェリアもフィジカルが強いが、今回のドイツ戦の経験が生きて主導権が握れればいい」と意気込みを語った。