J2徳島ヴォルティスは2日、4月29日に千葉・フクダ電子アリーナで行われたジェフユナイテッド千葉戦の前半14分、ボールを渡すのを遅れたとして、ボールボーイに渡されたボールを投げ返して小突くような行為を取り、1発退場となった、DF馬渡和彰(25)への処分を発表した。

 馬渡は、Jリーグ規律委員会から「選手等に対する暴行・脅迫及び一般大衆に対する挑発行為」に相当すると判断され、2試合の出場停止処分が下された。

 徳島は、さらにクラブとして(1)5日までの謹慎・練習参加停止、(2)罰金として減給20%(1カ月)、(3)シーズン中の社会貢献活動の実施を科すと発表した。

 岸田和宏社長は、次のようにコメントを発表した。

 「このたび、馬渡選手へのJリーグ規律委員会の処分がでましたが、あらためて皆様にご迷惑をお掛けしておりますこと、誠に申し訳ございませんでした。今回の事態においては、弁明の余地は無くクラブとして厳粛に受け止めて、馬渡選手には規律委員会が決定した処分に加えて、5月5日までの謹慎処分とシーズン中の社会貢献活動をクラブとして加えることとしています。馬渡選手本人は決して許されることではないとの認識を持ち、処分を受け入れて猛省をしておりますが、今後、クラブとしては所属する選手の教育を再度徹底し、再発防止を徹底して参ります」とコメントした。同社長も減給20%(1カ月)の処分となった。