鹿島アントラーズは、大岩剛新監督の初戦で3-1と快勝した。

 リーグ戦の連敗を2で止め、アウェーでは今季5戦5勝とした。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦敗退決定翌日の5月31日に石井正忠監督を解任し、大岩コーチを昇格させた。

 足首痛を抱えるFW金崎夢生やペドロ・ジュニオールをメンバーから外し、今季は左MFでの出場が多かったFW土居聖真をFW鈴木優磨との2トップで起用。

 前半14分、土居がドリブルでゴール前に進出すると、パスを受けたMF中村充孝が右足を振り抜き先制した。

 同30分には中村とのパス交換でゴール前に抜け出したMFレアンドロが左足でシュートを決め追加点。

 同43分にもレアンドロが決めて、この日2点目を奪った。

 前半は防戦一方だった広島は、後半開始からMF森島司を投入した。

 同9分にはMF柏好文のクロスにFW皆川が左足ボレーを試みるもヒットせず。

 同13分にもMF青山敏弘のクロスにMFアンデルソン・ロペスが頭から飛び込んだが、ゴールラインを割った。

 だが、同22分にゴール前での混戦を、アンデルソン・ロペスが押し込んで1点を返した。

 鹿島は後半終了間際にMF小笠原満男を投入して守備を強化。

 追加点を許さずに試合を終えて、8勝5敗の勝ち点24。広島は2勝4分け8敗の勝ち点10で、J2降格圏脱出はならなかった。