前節まで2位の湘南ベルマーレが、同5位の名古屋グランパスに競り勝ち、4連勝で首位アビスパ福岡と勝ち点43で並び、2位をキープした。

 湘南が前半45分、先制した。MF秋野央樹の右CKを、DF島村毅(31)が右足でたたき込んだ。2008年に加入したチーム最古参の島村は、両手を広げてベンチの曹貴裁監督に駆け寄り、歓喜の輪が出来た。島村のJリーグでのゴールは、J1時代の15年8月12日の清水エスパルス戦以来約2年ぶり、J2及びホームでのゴールは14年10月19日のV・ファーレン長崎戦以来、2年9カ月ぶり。

 湘南は後半5分、MF奈良輪雄太の右クロスを、FWジネイ(33)が頭で押し込み、8試合ぶりの今季6得点目を決め2-0とリードした。

 名古屋も同12分、MF田口泰士のパスを受けたMF杉森考起(20)が、DFアンドレ・バイアをかわして右足で決めて1点差としたが、湘南が逃げ切った。