J1ベガルタ仙台の渡辺晋監督(43)は6日、リーグ戦の前半戦の戦いを総括した。

 現在、6勝3分け8敗で12位。「結果がすべて。満足はしていない。(勝ち点は)あと5、6点は取れていたと思う」と厳しい表情で言った。今季はこれまでリーグワースト2位の32失点で、昨季の48失点を更新する勢いだ。「残り17試合で失点を減らしたい」と改善に意欲を見せた。

 左ウイングバック(WB)のレギュラーのDF永戸勝也(22)が、1日のガンバ大阪戦で負傷し、今季中の復帰が絶望的になった。指揮官は「アクシデントなので、起こったことは仕方ない。一番つらいのは、勝也自身」と語った。この日の練習では、主力組の左WBにMF中野嘉大(24)、右WBにDF蜂須賀孝治(26)が入った。蜂須賀について「俺は代役じゃないと思っている。ポジションを獲得しようとしていた選手だ」と活躍を期待した。

 現在2連敗中だ。8日にはアウェーでヴィッセル神戸と対戦する。3月11日にホームで対戦した際には、0-2で敗れた。「17戦を終えて(得た経験など)をヴィッセルにぶつけて、ブレイクに入りたい」と、リーグ中断前に連敗を止める覚悟を語った。