J2名古屋グランパスから期限付き移籍で加入したベガルタ仙台MF古林将太(26)が、今日30日のホーム柏レイソル戦に出場する可能性が高まった。約9カ月ぶりのJ1の舞台。「久しぶりで楽しみでもあるが、緊張はしている。出たら100%でやることは心がけている。頑張ります」と意気込んだ。

 右ウイングバック(WB)で初陣を迎えそうだ。29日は一部練習で主力組に入った。攻撃の戦術確認では、右サイドからクロスの精度を確認。名古屋ではサイドバックも、J2湘南ではWBも経験。「名古屋では前線の景色は味わえなかった」と心を躍らせた。

 チームはリーグ戦3試合連続で3失点以上を喫し、4戦連続となればクラブ初。「前線に個が強い選手が多い」と言うよう、柏には7得点のFWクリスティアーノ(30)らがいるだけに「粘り強い守備をしないと」と気を引き締める。今日は神奈川・小田原から両親も駆けつける予定。古林は「個人の結果にこだわるのは大事だが、チームの結果が出ればいい」と活躍を誓った。【秋吉裕介】