ガンバ大阪MF遠藤がJ1通算101得点目を決め、藤田俊哉を抜いてMF登録で歴代最多得点を記録した。

 先制したのはサンフレッチェ広島だった。前半15分、DF千葉の右クロスをゴールを背に受けたMFロペスが振り向きざまに左足シュート。ゴールポストに当たってゴールに吸いこまれた。広島が先制点を奪うのは、5月14日C大阪戦以来10試合ぶりだった。

 一方のG大阪は、公式戦4試合ぶりに出場したMF遠藤が躍動した。前半27分に左サイドでボールを持つと、DFをかわして正確なコースを突く右足シュート。枠内に飛んだが惜しくもGKにセーブされ、同点弾にはならなかった。

 敗れれば優勝が遠のくG大阪は、後半に入るとすぐに攻勢に出た。同2分、MF今野が左サイドのDF藤春へつなぎ、藤春が中央へ低いクロス。走り込んだMF遠藤が右足で押し込んで同点となる今季初得点を決めた。

 さらに同14分、FWアデミウソンがPKを決めて勝ち越し。だが、後半42分に広島のロペスに同点弾を許し、引き分けた。