13日のホーム・アルビレックス新潟戦で6試合ぶりの勝利を手にした大宮アルディージャが16日、さいたま市内で19日のアウェー・サガン鳥栖戦に向け調整を行った。オフ明けで激しい雨の中、ボールを使ったフィジカルメニューを中心に行い、当初予定された2部練習が1部練習に変更になった。

 伊藤彰監督(44)は新潟戦について「点を取ってしっかり守るという話はしていたので、そこができたことはよかった。守り切れたことは選手の自信になる」と振り返った。5試合勝利から遠ざかったが「追いつかれた札幌戦、追いついての浦和戦と、いろんな状況があった。もったいない失点もあった。その中で、選手たちも1つ1つ課題をクリアしていこうとしていた」と話し、1-0での新潟戦を「ここは1つ成長」と手ごたえを口にした。

 次節はアウェーでの鳥栖戦。鳥栖は今季、ホームでわずか2敗とホームでの強さが光る。新潟戦で好セーブを連発し、無失点勝利に貢献したGK加藤順大(32)は「鳥栖は鎌田(大地)選手がキーになってましたけど、前に強い選手がいっぱいいる」とFWイバルボら前線を警戒。残留圏の15位札幌との勝ち点差が1に迫り「新潟戦は最後は、受けに回った時間が長かったけど集中力を切らさなかったことが良かった。次も勝ち点3を奪いにいくこと、0で抑えることを考えて鳥栖戦に臨みたい」と降格圏脱出へ切り替えていた。