J2モンテディオ山形が京都サンガFCに2-2で引き分け勝ち点1を積み上げた。前半6分に先制を許すも、MF瀬沼優司(27)、FW阪野豊史(27)が立て続けにゴールを決め勝ち越しに成功。だが、後半にゴール前の混戦からDF田中マルクス闘莉王(36)に同点弾を許し勝ち点3を逃した。勝ち点を45に伸ばし、昇格プレーオフ圏内の暫定6位徳島との勝ち点差は6という状態だ。

 2ー1で迎えた後半、課題のセットプレーでまたもや失点した。前半から果敢にフォアチェックに走り回り同点ゴールも決めた瀬沼は「セットプレーの失点が続いている。次に0で抑えられるように、しっかり準備したい」と悔やんだ。試合前日、同点のアシストを決めたMF佐藤優平(26)と天童市内のとんかつ店で昼食を取ったが、勝つまでには至らなかった。

 ハーフタイムで「この試合は必ず勝つ」と選手を鼓舞した木山隆之監督(45)は「もったいない試合。重心が後ろに下がって前へ向かうパワーが足らなかった。後半自滅してしまった」と振り返った。残り10試合負けられない戦いが続く。