ベガルタ仙台MF野津田岳人(23)の移籍後初ゴールは、貴重な2点目となった。

 仙台でのユアスタデビュー戦ながら、いきなり結果を残した。前半34分。ペナルティーエリア内手前中央でMF富田晋伍(31)がエリア右にパス。受けた野津田は右足を振り抜き、ゴールを決めた。「晋伍さんのボールは、優しく丁寧だった」と感謝。「自分がレギュラーをつかむためにも、ゴールという結果が必要だった」と喜んだ。

 この日、リオ五輪監督だった手倉森誠日本代表コーチが視察に訪れていた。野津田はU-23世代の主力だったが、15年12月のクラブW杯で右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で離脱。リオ五輪代表には落選した。「会いたかったけど、会えなかった」と残念がったが、「まだまだだと思うが、点取るところを見せられて、良かった。本当に良かった。ここから(代表に)はい上がろうという気持ちで臨めていた」と気合を入れた。