浦和レッズがまたもや大逆転で4強に進出した。前半に先制を許す苦しい展開から、興梠のゴールで反撃開始。退場者を出した川崎フロンターレを攻め立て、後半にズラタン、ラファエル・シルバがゴール。40分にMF高木俊幸(26)が逆転弾となる4点目を決めて4-1で勝ち、2戦合計5-4として08年大会以来の4強入りだ。

 まさかの逆転負けで初のACL4強はならなかった。1-1の前半38分、DF車屋が浦和FW興梠の顔面を蹴って一発退場となり、すべてが狂った。車屋は「サポーター、チームメートに申し訳ない。ただ(判定に)納得はできない」と唇をかんだ。鬼木監督は「欠かせない選手。こういう経験を糧にしてほしい」と車屋をかばい、「タイトルを1つ落としたが切り替えて臨むしかない」と話した。