J1残留をかけた直接対決で、広島が勝利した。

 アウェーのサンフレッチェ広島が先制した。前半6分、MF柴崎の右CKにニアサイドでDF水本が頭を合わせ、ゴールネットを揺らした。清水エスパルスは同8分、DF松原の低い弾道のクロスにMF金子がダイレクトで合わせるが、サイドネットだった。その後も何度もチャンスは作ったが、同点弾は奪えなかった。前半は広島の1点リードで折り返した。

 清水は後半7分、リーグ11戦ぶりに先発したFWチアゴ・アウベスが自ら獲得したFKで強烈なシュートを放ったが、クロスバーを直撃。その後、ケガから復帰したFW鄭大世を始め、FW北川、MF村田を投入して攻勢をかける。そして同39分、北川の右クロスに鄭大世がダイビングヘッドで頭を合わせ、ついに同点に追いついた。広島はMF青山に代えて、MF森﨑を投入。同46分、MF稲垣のシュートを清水GKがはじき、FWパトリックがこぼれ球に詰めて勝ち越し。さらに同ロスタイム、カウンター攻撃から途中出場のMFフェリペ・シウバが決めてダメ押しの3点目。直後に試合終了となった。

 広島は2連勝で、勝ち点を26に伸ばした。一方、清水は2連敗となった。