J1ベガルタ仙台FWクリスラン(25)が、10月1日のホーム浦和レッズ戦に向けて意気込んだ。28日は仙台市内での練習に参加。紅白戦の2本目で主力組に入った。

 前回対戦した4月のアウェー戦では、0-7と大敗した。クリスランはこの試合がリーグ戦3試合目で、後半から出場した。前回の対戦については、フォーメーションが今季用いる3-4-3ではなく3-5-2だったことを指摘。リベンジの意識は特にないようだが、「大きなゲームですし、それに向けて準備はしている。自分はもちろん、ゴールを狙っていく」と話した。

 故障で出遅れたが、7得点でリーグ前半戦を折り返した。ただ後半戦は現状、得点がない。さらに直近のリーグ戦6試合で先発出場はなく、出場時間は計48分にとどまっている。前節C大阪戦はベンチ入りしながらも出場しなかった。「前節は試合の数日前に足首を痛めていたが、試合当日には出られるように準備していた。だが(起用を)決めるのは自分ではない。それでも、僕はこれまで、難しい状況に入って流れを変えていますし、チームに貢献しているつもり」と説明した。

 浦和戦には、8ゴールでチーム得点王のFW石原直樹(33)が、浦和から期限付き移籍しているため、契約上、出場できない。クリスランは、1トップの位置をMF野沢らと争うことになりそうだが、「スタメンでもベンチスタートでも監督の指示に従う」と見据えた。リーグ戦は残り7試合。「目標のゴール数と言えば、『10ゴール以上決めて欲しい』と、いろいろな方々に期待されている。その期待に応えたい。出場試合が少なくなっている中でゴールを狙いたいし、もっとチームに貢献したい」とアピールを目指す。