アルビレックス新潟はヴィッセル神戸に0-2で負けた。5月20日の第12節札幌戦に勝って以来、16節連続の未勝利。次節にもJ2降格の可能性が出てきた。

 後半8分には右CKから不運なオウンゴール。同43分にはFWルーカス・ポドルスキ(32)にDF2人が抜かれ、個人技の追加点を奪われた。呂比須ワグナー監督(48)は「最初のチャンスを決めていれば、流れは変わっていた」と悔しがった。

 立ち上がりにペースをつかんだのは新潟だった。開始1分にFW河田篤秀(25)がGKと1対1の場面を作りながらシュートをセーブされた。前半3分に得た右CKは、MF小川佳純(33)のキックをファーサイドにいたDF富沢清太郎(35)が右足ボレー。ジャストミートしが、クロスバーをたたいた。その後、手放したゲームの流れは、戻ってこなかった。呂比須監督は「頭を下げずに前を向いて、次もアルビレックスのために一生懸命やるだけ」と降格が迫るチームを鼓舞していた。