ベガルタ仙台は2日、仙台市内で調整した。ルヴァン杯準決勝川崎フロンターレ戦第1戦が4日にホームで行われる。

 大一番が近づく中、MF奥埜博亮(28)三田啓貴(27)が、チームの思いを代弁した。また、浦和から期限付き移籍中のため契約上、1日のホーム浦和戦に出場できなかったFW石原直樹(33)は準備万端だ。

 三田と奥埜は、2-3と競り負けた浦和戦にフル出場。中2日で決戦を迎えることになる。この日はリカバリーに専念した。練習後、取材に応じた。司令塔の三田は「ここまで来たら優勝したい。川崎Fの攻撃力はJリーグ随一だと思うのでそこを抑えたい」と力強く宣言した。三田とダブルボランチを構成する奥埜は「ただ強いという印象。僕たちは目の前の試合を戦うことしかできない。まずは初戦ホームでいい結果を残したい」と誓った。

 FW石原直樹(33)は静かに闘志を燃やしている。チーム最多タイの8得点のエースFWは「出たい気持ちはありましたね」と前日の敗戦を悔しがる。この日はビルドアップ練習などで汗を流した。「やっぱり川崎F相手で難しい戦いになると思う。どういうゲームにするか同じ方向をみんなで向いて、話し合ったり、練習から狙いをもってやりたい」と意気込んだ。