日本サッカー協会(JFA)、Jリーグ、日本スポーツ振興センター(JSC)は18日、都内で「2017 インテグリティセミナー」を実施した。

 八百長の撲滅をはじめとする、コンプライアンスの徹底を目指して2015年から始まったセミナーで、この日、ACL準決勝が行われる浦和レッズを除く、J1からJ3までの全クラブ関係者ら約100人が集まって行われた。

 冒頭でJFAの田嶋幸三会長は「FIFAからよく聞かれるのは、どうして日本で八百長が起きないのかということ。それについては胸を張って言います。家庭での教育、学校での教育、クラブでの教育、そしてプロに入ってからの教育。そういうものがしっかりとしているからですと。私たちはスポーツの価値、魅力、意義を伝えていく立場」などとあいさつした。各クラブの関係者は、講演やグループワークなどを通じて、ハラスメントや組織のあり方などを見つめ直していた。