大宮アルディージャが試合終了間際の得点で同点とし、勝ち点1を手にした。

 1点を追う後半ロスタイムは4分目安と表示された後、すでに2分以上経過した中で、ゴール正面右寄りでFKを獲得。これをMFマテウス(23)が、左足で直接決めた。それまで好セーブを連発していた、柏レイソルの日本代表GK中村航輔も対応を誤る、揺れる弾道だった。

 マテウスは「雨の中、サポーターが後押ししてくれた。(先制された後)粘って0点で抑えようという思いが、引き分けに持ち込めた」と、前半は防戦一方だった展開から勝ち点を獲得したことを喜んだ。

 順位は17位と変わらないが、15位のヴァンフォーレ甲府、16位のサンフレッチェ広島が敗れ、両チームとの勝ち点は縮まった。残留圏内となる15位のヴァンフォーレ甲府とは勝ち点4差。マテウスは「まだあきらめていない」と、残留へ力強く宣言していた。