2位川崎フロンターレと首位鹿島アントラーズの勝ち点差が2に縮まった。川崎Fは敵地でサンフレッチェ広島に3-0で完勝。主力のMFエドゥアルド・ネットとMF家長を出場停止で欠く中、約半年ぶりにボランチに入ったDF谷口彰悟(26)が先制点を決めるなど2得点に絡んだ。鹿島は前半14分までに2失点し、横浜F・マリノスに2-3で敗れた。残り4節。優勝争いは今季も最終節(12月2日)までもつれるのか。

 ◆現行の1シーズン制での優勝争い 2ステージ制だった15、16年を除き、1シーズン年間34試合制となった05年以降の過去10年で、優勝争いが最終節までもつれ込んだのは8度。10年の名古屋は3試合、12年の広島は1試合を残して優勝を決めたが、J1の優勝決定は最終節が多い。最終節で優勝が決まった過去8度のうち、首位チームの逃げ切りが5度、逆転優勝が3度。07年には第30節終了時(残り4試合)で首位浦和と勝ち点8差の3位だった鹿島が最終節で逆転優勝している。