鹿島アントラーズが日本代表センターバックコンビのミスなどで横浜F・マリノスに敗れた。0-1の前半14分、守備ラインでボールを受けたDF植田がトラップミス。横浜MF天野にボールを奪われ、2点目を献上した。その植田は後半21分、MFレオ・シルバの右CKを頭で合わせて貴重な同点弾を決めて意地は見せた。しかし、同29分にはシュートを防ぎにいったDF昌子が不運に見舞われる。「右足でブロックにいって、ソガ(GK曽ケ端)さんに当たって、今度は左足に当たって入ってしまった」と、オウンゴールのような形の失点を悔やんだ。

 10日の日本代表ハイチ戦で植田はフィールドプレーヤーで唯一不出場に終わり、昌子は3失点の責任を背負った。日本代表ハリルホジッチ監督が視察する前で、悔しさが募る敗戦となった。川崎フロンターレとの勝ち点差は2。昌子は「残りを勝てば優勝というのは変わらない」と前を向いた。