サガン鳥栖の今季2度目の連勝はならなかった。前半は雨にぬれたピッチに戸惑い、球際でミスが続いた。アルビレックス新潟の守備のプレッシャーの前に、前半のシュートは2本にとどまった。

 後半10分に先制された後は、両サイドからの速い攻撃で、相手陣で戦う時間帯を続けた。後半39分にはMF田川亨介(18)がGKと1対1の場面をつくるなど、チャンスを迎えたが、ゴールを割ることはできなかった。

 フィッカデンティ監督(49)は「イーブンな状況もあった中で、満足な試合ができなかった」と話した。同時に現在9位と1ケタ順位をキープをしていることに、「残留争いをするという見方をされていたが、2年続けて同じような順位にいる。チームは進化している」と、選手の成長ぶりに手ごたえを感じていた。