ベガルタ仙台は引き分けで8季連続J1残留を決めた。同日に敗れた降格圏の16位広島との勝ち点差が3試合を残し、10となったため。

 CKから先制を許したが、3分後の前半22分にMF奥埜博亮(28)が同点弾を決めた。終盤は波状攻撃を展開され厳しい時間帯もあったが、守りきった。渡辺監督は「粘り強く守り抜いて勝ち点1を取れた」と評価した。

 ゲームキャプテンで3バックの中央のDF大岩一貴(28)は「(残留は)何もないです。1つでも上に行けるように」と誓った。相手のラストチャンスのペナルティーエリア内からのシュートを冷静にキャッチしたGK関憲太郎(31)は「(相手の攻撃を)耐えられたのは良かった。そこ(残留)が目標ではない。監督も『上を目指そう』と言っている」と語った。