23歳以下の選手を対象としたルヴァン杯「ニューヒーロー賞」に輝いたベガルタ仙台FW西村拓真(21)が3日、さいたま市内で行われたルヴァン杯決勝前夜祭で表彰された。会場には、決勝進出を決めた川崎F、C大阪の選手が集まり、初代MVPの横浜FCのFWカズが、同大会の25周年を記念しサプライズ出演。西村はカズの後に登壇し、緊張した面持ちで「チームあっての賞。クラブの方々に感謝したい」と喜びを口にした。

 準決勝では川崎Fに惜敗し「決勝進出チームとしても来たかった。来年は本当にタイトルをとりにいく」とキッパリ。同賞は日本代表FW原口、MF井手口らが受賞しており「僕にはまだ全然、知名度がない。自分と向き合って成長していきたいし、いただいたからには上にいってやらないと」と野心を口にした。この日手にした賞金50万円の使い道には「車が傷ついたので、修理代に使いたい」と笑わせていた。