ホーム最終戦で京都サンガFCが、10試合ぶりの黒星を喫した。

 均衡する展開だったが京都は後半22分に、GKからのロングボールに反応した東京VのFWピニェイロに決勝点を許した。

 白星でホーム戦を締めくくりたい布部陽功監督(44)は直後にDF田中マルクス闘莉王を投入したが、最後までネットを揺らすことができなかった。

 闘莉王は「(ピッチに)入る前に失点してしまった。何かできることあると思ったけど…。(失点した)あのボールは気をつけないといけない」と肩を落とした。

 試合後にはセレモニーが行われ、今季1度も1桁順位になることができなかったチームにブーイングが浴びせられた。布部監督は「本当にすみませんでした」と頭を下げ、「心はいつも(サポーターと)一緒だと思って戦ってきた。選手を信じて、来年はJ1に昇格しましょう」と言葉に力を込めた。