全国選手権に初出場する清水桜が丘が、1-2で浜松開誠館に敗れた。リーグ戦が約1カ月半ぶりに再開し、県選手権後の初実戦は後半15分に失点。同35分に左CKからDF勝村永遠(3年)がヘディングで合わせて同点としたが、2分後に決勝点を許した。シュート数は5-15。精彩を欠いたMF白井海斗主将(3年)は「全てが後手後手でした」と反省を口にした。

 守備でもほころびが生じた。失点シーンでは、DF陣の連係不足が露呈。自陣ゴール前で味方同士がボールを見合い、クリアしきれずに連続でピンチを招いた。県選手権後は、練習でも覇気がなかったという。勝村は「どこかで甘さがあったのかもしれません」。リーグ戦は残り2試合で現在8位と、プリンスリーグ残留に向けて厳しい戦いが続く。白井は「次はしっかり勝って、選手権につなげたいです」を顔を上げた。【神谷亮磨】