J2降格が決まっているアルビレックス新潟がアウェーで逆転勝利を挙げ、リーグ3連勝を飾った。

 ホームの清水エスパルスが先制した。前半14分、DF松原の左クロスに、中央でFW鄭大世がつぶれ、ファーサイドからMF金子が決めて先制。リーグ6試合ぶりの得点が生まれた。さらに同29分、金子がゴール前に浮き球のパスを送り、FW北川が胸トラップから左足を振り抜き、追加点を挙げた。既にJ2降格が決まっている新潟は、同12分、DF大野が腰を痛めDF大武が出場するアクシデントが発生した。同ロスタイムには、FKを獲得。MF加藤が直接狙ったが、清水DFがクリアした。前半は清水の2点リードで折り返した。

 新潟は後半27分、MF山崎のパスから、MFホニが豪快に決めて1点を返した。さらに同40分、直接FKをMF加藤が決めて同点に追いついた。さらに同44分、途中出場のMF酒井が右サイドから挙げたクロスがそのままゴールネットを揺らし、土壇場で逆転。一方、清水はケガから復帰したFWチアゴ・アウベスを投入したが、チャンスを作れなかった。J1残留争い中の清水は、8戦勝ち無しとなった。