セレッソ大阪に新加入した「世代最強FW」安藤瑞季(18=長崎総合科学大付)が、いきなりレギュラー奪取を宣言した。

 昨季ルヴァン杯と天皇杯の2冠を制したチームは15日、大阪・舞洲で始動。練習前に新加入10選手の会見が行われた。昨年度の高校選手権で3戦連発を放って8強に導いた安藤は「年齢は関係なく(定位置を)もぎ取っていきたい」と頼もしい。今日16日からのタイ1次キャンプのメンバーにも抜てきされた。

 その風貌から、高校の小嶺監督から「ゴリちゃん」と呼ばれた。自ら「フィジカルは負けない」と言う通り、名将に鍛えられた下半身はたくましい。ハートも強く「ものおじせずやっていきたい」と言い切った。

 大熊チーム統括部長は「セレッソにないタイプ。貪欲さがある」と評する。スマートなイメージが強いクラブで異彩を放ちそうな若武者は「(尹晶煥)監督に必要と思われる選手に」と誓った。【実藤健一】

 ◆安藤瑞季(あんどう・みずき)1999年(平11)7月19日、大分県津久見市生まれ。青江小1年でサッカーを始める。小嶺監督が率いる長崎総合科学大付で、昨年度の高校選手権は初戦から3戦連発で8強に導く。昨年のU-19など世代別日本代表にも選出。兄翼(21)は駒大でプレー。175センチ、75キロ。