清水エスパルスの大卒2年目DF飯田貴敬(23)が19日、アピールに成功した。清水三保グラウンドで約2時間の戦術練習が行われ、ミニゲームで右サイドバックでプレー。積極的なドリブル突破からクロスを上げた。持ち味の快足を生かしてチャンスを作ると、ヤン・ヨンソン監督(57)の目に留まり「飯田、良かったよ!」と声を掛けられた。

 指揮官は「攻撃は最大の防御」と話しており、飯田は「自分に合っていると思う。良い印象を持ってもらえている」と手応えは十分だ。昨年は、8月に踵骨(しょうこつ)単純性骨嚢腫(こつのうしゅ)で手術を受けた。全治4~6カ月と診断されていたが、大幅に早い11月に復帰。今季に照準を合わせてきたことから、「何としても1年間ずっと試合に使ってもらって、成長していきたいです」と意気込んでいる。【保坂恭子】